リニア中央新幹線開通で広がる名古屋駅通勤30分圏内とは?

佐藤寛文

リニア開通で、通勤ライフスタイルが大きく変わる?

名古屋と東京・品川をわずか40分で結ぶ「リニア中央新幹線」が開通する2027年まで残すところ10年余りとなり、2017年は10年後に向けたカウントダウンがいよいよ始まります。

このリニアの開通で、東海圏エリアの都市は“時短”というアイテムによって、これまで以上に密接な連携で結ばれ、地方都市のライフスタイルが大きく変わっていく可能性を秘めています。

今回は、その時間短縮で変わるライフスタイル、名古屋駅を拠点にして新たに生まれる名古屋通勤圏がどこまで広がるのかを探ってみたいと思います。

名古屋は三大都市の中で通勤時間が一番短い!

グラフ1をみると、名古屋市の平均通勤時間は30.7分。

東京23区の41.7分や大阪市の32.0分と比較すると、三大都市の中では一番通勤が短く、通勤による生活の負担が少ない都市であることがわかります。

リニア「岐阜県駅」の誕生で、中津川市、恵那市は名古屋駅から通勤30分圏に!

次に名古屋市の平均通勤時間30.7分を基準にして、名古屋駅から実際に30分(※)圏内で到達できるのはどのあたりかみてみましょう。

リニアを利用した場合、岐阜県駅(JR中央本線美乃坂本駅付近に設置予定)まではわずか15分。そこからパークアンドライドを利用すれば残りは約15分で到達できるエリアまでになります。

つまり、車で時速40㎞で計算すれば、岐阜県駅を中心に約10㎞圏内が、名古屋駅から30分圏で到達可能な範囲になります。

とすれば、図2で見ると中津川市の市街地と恵那市の市街地全域が収まり、名古屋駅とダイレクトに繋がるエリアが”飛び地”のように生まれるわけです。

現在、名古屋⇔中津川間はJRの在来線快速で約1時間15分、特急でも49分かかります。まさに“リニア時短”が名古屋通勤圏の未来の姿を大きく変えて行くのです。

※30分の時間に駅やパークアンドライドの際の乗換え時間は含んでおりません

とにかく土地が安い!中津川市の住宅地の地価は名古屋市の5分の1以上も安い!

当然、時間の短縮が見込まれれば人の移動や経済効果が生まれ、その受け皿となる新たな住宅地開発の可能性も秘めています。

平成27年の国勢調査によれば、中津川市の人口は78,883人、恵那市は51,073人、2市合わせれば約13万人の都市規模になりますが、いずれの市も平成22年時点よりも中津川市で▲2.5%(▲2,027人)、恵那市で▲4.9%(▲2,645人)減少しており、人口減少の食い止めは喫緊の課題となっています。

ちなみに、この地域の住宅地の平均地価をみると、中津川市は3.0万円/㎡、恵那市で2.8万円/㎡で、名古屋市の16.9万円/㎡と比べると約5倍以上の開きがあります。

リニア開通までの今後10年間で、新人口を呼び込む下地をいかに作れるか、又、“住みたい街”として今後どのような情報発信をしていくか、人口減少問題を抱える都市としての仕掛けが必要になってきます。この中津川市、恵那市が名古屋駅30分通勤圏に加わることで、この地域全体の変化に大いに期待したいところです。

続いて、まだ名古屋駅から30分圏内で行けるエリアはもうひとつあります。そのエリアのレポートは、一番下にある「資料ダウンロード」からダウンロードしてご覧下さい。 

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