名古屋観光復活の兆し!2017年春はレゴランド、メイカーズ ピア、2018年春は金シャチ横丁、新観光名所が続々オープン!

佐藤寛文

名古屋、愛知県の観光を分析するとやっぱり…

2016年も師走になりました。今年2016年は雑誌、テレビ、ネットで「名古屋は魅力がない都市」、「他都市と比べると観光都市として弱い」、「なごやめしだけ」、「行く観光地が少ない」などなど散々な言われ方をされてきました。

しかし、名古屋、ひいては愛知県には本当に魅力スポットや観光地が少ないのでしょうか?今回は「愛知県の観光レクリェーション利用者統計」から名古屋、愛知県の観光の実態を探ってみました。

愛知県の観光資源利用者ランキング

データを見ても、やっぱり全国的に知名度が高い観光資源は少ないかも・・・

上のリストは平成27年の愛知県の観光レクリェーション利用者の多いベスト20の観光資源とその利用者数を表したものです。愛知県(もしくは東海三県)以外の人でもパッと見て誰もが知っている観光地、観光資源と言えば、三種の神器のひとつ「草薙の剣」を祀る神社として知られる「熱田神宮」(第3位)や日本三大稲荷のひとつ「豊川稲荷」(第4位)、それと金のシャチホコで有名な「名古屋城」(第13位)くらい。全国的に有名な観光地やスポットはやはり少ないのが現状のようです。

観光カテゴリ別にみても・・・

< 愛知県は、経由地型の都市型観光資源がメイン? >

第1位の「刈谷ハイウェイオアシス」と第2位の「中部国際空港来場者」はいずれも900万人を超える一大観光資源ですが、いずれも都市型観光系のカテゴリに分類されます。これらは目的を持って訪れる観光地というよりも交通機関に付随した経由地型の観光資源の色合いが強いのが特徴です。利用者もこれらの施設に行って「愛知県の観光地に行ってきた!」的な観光感覚は強く持っていないでしょう。「目的地に行くためそこを経由する際に使った、通った」的な意味合いが強く”観光資源”というよりもあくまで経由”施設”です。

< 愛知県は、行祭事・イベント系観光資源の数だけは多い? >

上位20位の中で、このカテゴリーのシェアは18%でそれほど高くはありませんが、20位以内には、第5位の「ナゴヤドーム」や第8位の「なごやまつり」、第12位の「豊田スタジアム」など5つがランクインし、野球観戦・サッカー観戦や興業・イベント、お祭り見物のように日にち、期間が限られた単発の思い出型の観光資源が多く、継続的な利用者増や集客には結びつきにくいのがネックになってしまっています。

< 地元に身近、普段の生活に密着したスポーツ・レクリェーション系観光資源 >

このスポーツ・レクリェーション系に入るのは、第6位の「ラグーナテンボス」や第9位の「愛・地球博記念公園」、第15位の「国営木曽三川公園138タワーパーク」などで、観光資源ではあるものの、どちらかと言えば地元住民に密着した公共施設の意味合いを強く持っているものも多くなっています。

こうしてみるとやはり名古屋・愛知県の観光は、よそから観光目的を持ってやって来れる観光地、観光資源が少ないのが現状のようです。

 

 

2017年は、名古屋観光の大転換の年に!新観光スポットが続々オープン!

しかし、現状の名古屋、愛知県の観光実態について、観光資源の少なさに手をこまねいて見ているのは今年2016年まで。来年以降名古屋には新たな観光スポットが続々オープン予定です。

これからの名古屋の観光スポットの新たな魅力の切り札、その1。

★「レゴランド」が2017年4月1日(土)オープン予定!

レゴランドとは、「LEGOLAND Japan」で日本初上陸(世界7カ国8カ所目)の屋外型キッズテーマパーク。7つの異なるエリアと40を超えるアトラクションやショーが楽しめる子どもが主役のキッズ型テーマパークです。

★「メイカーズ ピア」もレゴランドの東隣に同時にオープン予定!

「レゴランド」の東隣には「メイカーズ ピア」と言う名称で、この地域ならではの「モノやコトをつくる喜び」をテーマにした物販、飲食&エンターテイメント型の複合商業施設も同時にオープン予定。従来の巨大モールの中に店舗を詰め込んだ商業施設ではなく、一店一店が独立した“街”をイメージした店舗配置デザインにこだわるなど、他にはない都市づくりの発想も取り入れ、今後の複合型商業施設の新しいスタイルを提案するものになりそう。また、ものづくりをテーマにしたコンセプトゾーンも設けられるなど子どもからシニアまでオールターゲットが楽しめる体験型施設も今から楽しみです。

この「レゴランド」や「メイカーズ ピア」が出来る名古屋港エリアにはJR東海の「リニア・鉄道館」や、「ポートメッセなごや」の既存施設があり、これら施設との相乗効果によって名古屋湾岸エリアが新たな観光情報発信スポットになりそうです。

そして2018年もまだまだ続く、名古屋観光の大きな切り札、その2。

 

★尾張名古屋は“城の周辺”で持つ?「金シャチ横丁」が2018年3月にオープン予定!

これも全国的にはまだまだ知られていないこれからの名古屋の新スポット情報。

「金シャチ横丁」とは名古屋城のすぐそばにオープンする新たなコンセプト型飲食物販スポットで「義直ゾーン」と「宗春ゾーン」のふたつから構成されます。「義直ゾーン」は御三家のひとつ「尾張徳川家」の初代藩主「徳川義直」をコンセプトにしたエリアで、なごやめしの老舗による飲食店や物販店舗・体験コーナーなど名古屋の食文化・生活文化を楽しめる横丁空間としてデビュー予定。

そしてもうひとつは、名古屋城の東門そば近くに「宗春ゾーン」が設置され、こちらは派手好き・斬新と云われた尾張徳川7代藩主の「徳川宗春」をコンセプトとし、今後の名古屋の食文化を牽引する若手経営者らによって5つの飲食店舗が入る予定です。

いずれのゾーンも歴史ブームやお城ブームなどで脚光を浴びる名古屋城観光客に対して、そして平成30(2018)年度に予定されている名古屋城本丸御殿の全体公開に向けた”おもてなし”に応える楽しみな施設になりそうです。伊勢神宮にお伊勢参りに行った時、”おかげ横丁”に立ち寄ってそこを立ち去る時の一抹の寂しさ、まだ横丁でぶらぶらしていたいけど・・・、でもまた次来て楽しもうか・・・。「金シャチ横丁」もそんな名古屋観光の想いに応える“横丁”になって欲しいですね。