愛知県は「モノづくり」No.1 。製造品出荷額等が連続38年間、全国1位!

加藤 高伸

愛知県は自動車を筆頭に「モノづくり」に強い県。

愛知県の産業構造の特長は、古くから製造業に占める比率が高いことで知られており、特に自動車に代表される「輸送用機械器具」は圧倒的な全国シェア(39.1%)を占めており、目を見張るものがあります。これだけでもモノづくり産業が盛んであることがわかりますが、総合的な指標である工業統計表の「製造品出荷総額等総額」をみると、愛知県がいかに高いポジションにあるかが分かります。

※以下のデータは平成28年の「工業統計表・産業編」(経済産業省)を使用しています。従業員4人以上の事業所の製造を基にしたデータです。

愛知県の「製造品出荷額等総額」は連続38年間、全国第一位!

昭和52年(1977年)から38年連続で「製造品出荷額等総額」がNo.1。それも2位の神奈川県の約2.5倍であり、圧倒的な差があります。また「従業者数」も最新データではNo.1です。 (最新データは、平成26年の工業統計)日本の主要産業が時代とともに繊維、製鉄、自動車と変遷する中、愛知県は常に「モノづくり」に関して時代をリードしてきており、工業界のリーダーであり続けています。産業別では、製造業が占める割合は全国平均では18.4%ですが、愛知県は33.7%と2倍近く、非常に高い割合を占めています。

ただし、従業員1人あたりの製造品出荷額を算出すると、愛知県は7位に位置します。いずれにしろ上位にありますので、愛知県の製造業も効率的であることであることは間違いなさそうです。また、事業所数では、大阪府が小規模な企業も多いためか1位であり、愛知県は2位に位置します。

愛知の「モノづくり」の歴史は織田信長の時代から。

産業の歴史をひも解いていくと、安土桃山時代に織田信長が全国から職人を集めて技を競わせ、「天下一」とよばれる称号を与えたことから、職人が集い、技術が愛知に伝えられました。その後「天下一」の命名が豊臣秀吉、徳川家康へと引き継がれ、愛知県にモノづくりの技術が根付き、これらの技術は時と共に変化し、愛知県の産業の特色となってきているようです。

今後も期待される愛知の「モノづくり」。

愛知県の産業の将来展望を考えた場合、自動車以外で期待されるのは「航空宇宙産業」や「ロボット産業」等です。

航空宇宙産業では「アジアNo.1産業クラスター形成特区」の指定を受けており、国産ジェット旅客機の設計・開発の拠点をはじめ、航空宇宙関連のメーカーが集積しています。中部5県合計の統計データとなりますが、航空機・部品生産額の全国シェアは56.2%と高い水準となっています。また、ロボット産業についても、愛知県は全国シェアNo.1であり、21.7%を占めています。

こうしたデータから、愛知県は今後も将来にわたって、「モノづくり」の重要なポジションを担う県として、発展していくものと考えられます。

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★なお工業統計をみますと、愛知県がNo.1の業種は12分野に渡ります。それらをグラフ化したデータを作成しています。関心のある方は必要事項をご記入の上、資料をダウンロードしてください。

 

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