注目!三重県観光、上昇中!?

佐藤寛文

三重県の観光レクリエーション入込客数の推移

三重県の県域は南北に細長く、その長さは南北約180km、伊勢湾に面して北から【北勢】、【中勢】、【南勢(伊勢志摩)】、そして内陸の【伊賀】、太平洋側の熊野灘に面する【東紀州】の5エリアで構成され、それぞれの地域が多様性に富んでおり、それが三重観光の大きな魅力となっています。

ここで、県の観光レクリエーションの入込客数をみてみると、H27年は39,212千人で、10年前と比べると約7,700千人も増加し、右肩上がりであることがわかります。

三重県の観光を支える北勢エリア、その観光スポットとは?

地域別にみてみると、最も入込客が多いのは北勢エリアで、H27年の実数は18,195千人、10年で約5,900千人も増加しています。

この増加に大きく寄与しているのが、「ナガシマリゾート」です。名古屋から車で30分でアクセスできる地の利のよさもあり、東海圏をはじめ、大阪や東京からのリピーター客も多いと言われています。

ちなみに「ナガシマリゾート」の開業50周年を記念してH27年7月には「フライングコースターアクロバット」なるアトラクションがオープンし、入込客数はH26年の670万人からH27年には1,515万人へ大幅に増加し、対前年比でも+226.1%増となりました。

エリア内(長島町内)には日本最大の遊園地や巨大プールをはじめ「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」や「なばなの里」なども点在し、東海圏の一大拠点型のレクリエーションゾーンを形成しています。

北勢エリアには、他にも鈴鹿市の「鈴鹿サーキット」があり、H27年には207万人の入込客を集めています。

観光地としてじわりじわりと注目を浴びつつある東紀州エリア

 

 

次に県内の観光エリアとして最近注目を浴びているのが東紀州エリアです。H27年は、年間2,191千人の入込客で県内5エリアの中でみれば最も少なかったものの、10年前との伸びを比較してみるとH17年を100とした場合、H27年は155と最も高い伸びを示しています。世界遺産の熊野古道や、熊野大社などへの神域参詣など近年のパワースポットブームも手伝って、じわじわと注目を浴びていることがわかります。

式年遷宮以降は落ち着いたお伊勢さん参拝者数

三重県の観光スポットとして外せない伊勢神宮。H25年には20年に一度の式年遷宮が行われましたが、その年の伊勢神宮の参拝者数は特に夏から秋にかけて月100万人を超えるなどお伊勢さん詣でによる観光客の増加が顕著にみられ、特に遷宮翌年の初詣の平成26年1月には220万人近くを数えました。

その後、H28年5月にはG7・伊勢志摩サミットも行われ、日本の伝統を守る伊勢神宮の存在が世界に向けて発信されましたが、底上げ的な増加はなく、月当たり平均で約80万人弱の参拝客が続いており、伊勢の神様も落ち着いて観光客を迎えておられます。

※記事内のグラフのデータは、「三重県 観光レクリエーション入込客数推計書・観光客実態調査報告書」のデータを利用しました。