レゴランド、今夏の来場者数予測。目標達成にはどれだけの来場数が必要か。

浅井 真吾

開業4ヵ月。初めての夏休みを迎えたレゴランド。

・2017年4月の開業から4ヵ月。レゴランドが初めての夏休みシーズンを迎えている。初年度の来場目標を200万人としているレゴランドにとって、夏休みは集客の大きなポイントとなる。
・レゴランドに関しては、来場者数を公表していないものの、集客に苦戦している状況がメディア等を通じて伝えられている。
・開業した4月は天候の影響もあり、思うように集客が伸びなかったため、5月以降は水筒の持ち込み解禁、最大25%割引となるファミリー1DAYパスポート発売等、集客策を講じている。その効果もあってか、5月の来場者数は右肩上がりだったと言われている。
・開業1年目のレゴランドにとって、GWに次ぐ集客のヤマ場である夏休みは、重要なシーズンとなる。

 

年間来場者数200万人は、愛知県ではどのくらいの規模なのか。

・レゴランドが目標に掲げている年間200万人という来場者数。愛知県下の施設や催事でいうと、どのくらいの規模に匹敵するのか。
・図1は、平成28年度の年間利用者数ランキングである。愛知県にある主要施設や催事のうち、年間利用者数が100万人以上の施設・催事を対象としている。
・愛知県下で年間200万人以上の利用者数を誇る施設や催事は、10となっている。
・年間来場者数200万人に近い施設としては、東山動植物園(249万人)、名古屋港水族館(197万人)、名古屋城(194万人)等が挙げられる。いずれも名古屋を代表するレジャー施設といえる。

 

レゴランドの料金は、名古屋人の気質に向かない?

・ちなみに、年間利用者数が100万人以上のレジャー施設をみると、入園料金のかからない施設が大半であり、35施設中29施設は入園料金がかからない(まつり等の催事も含む)。
・最も入園料金が高いのは、ラグーナテンボスの3,200円、次いで名古屋港水族館の2,000円、その他は1,000円未満となっている(料金は大人1名)。
・堅実な名古屋人の気質を考えると、日常はお金を使わずに楽しみながら、ここぞという時には旅行やレジャーで大胆に消費する等、メリハリがはっきりしているのではないだろうか。
・そういう意味では、愛知県内にあって大人1名で6,000円以上の入園料金がかかるレゴランドには、なかなか足を運びにくいかもしれない。レゴランドの来場者は、東海3県以外が約6割というのもうなずける。

・余談だが、ハイウェイオアシスやNEOPASA岡崎、もっくる新城、道の駅藤川宿といったクルマにちなんだ施設が上位にランクインしているのも、クルマ文化である愛知県の特性が出ているといえる。

 

レゴランドの来場目標達成には、夏休みで40~50万人の集客が不可欠。

・レゴランドが来場目標をクリアするためには、夏休みにどのくらいの集客が必要なのか。図2は、愛知県下にある主要なレジャー施設の年間利用者数と7~8月の利用者数である。
・7~8月の利用者数が占める割合をみると、全13施設の平均で20.5%。最も高いのは日本モンキーパークの32.2%で、名古屋港水族館は30%程度、ラグーナテンボスは28%強となっている。
・こうした主要施設の集客状況を鑑みると、レゴランドも7~8月で年間利用者数の20~25%は集客する必要があるといえる。年間200万人であれば、7~8月は40~50万人が目安となる。

・今年の夏休みも、残すところ1ヵ月弱。レゴランドの集客状況に注目したい。