- 浅井 真吾
地元愛か、堅実志向か?地元進学率70%を誇る愛知の学生。
・新年度が始まり、学生にとっては入学のシーズンを迎えている。
・東海地域の特性として挙げられるものに、地元志向の強さがある。今回は大学の地元進学率について検証してみる。
・図1は、主要な都道府県の地元大学進学率である。4年制大学の入学者のうち、出身高校と同じ都道府県に進学した学生の割合を示す。
・愛知県は72%と最も高く、やはり地元大学への進学率が高いことが窺える。
2000年前後に愛知県の地元進学率が大きく変化。この10年で地元進学率№1に。
・ちなみに、地元大学進学率の推移をみると、愛知県はもともと地元大学への進学率が際立っていたわけでもない。
・図2をみると、20~30年前までは北海道がトップであり、愛知県とは10%程度の開きがあったことがわかる。
・しかしながら、愛知県の地元大学進学率は1997年度の59.5%から2002年度には69.4%に上昇し、北海道に肉薄している。
・その後、2007年度には北海道に並び、それ以降は地元大学進学率ではトップとなっている。
やっぱり堅実?国立大学の入学者数№1。
・一方で、愛知県にはもう1つの特徴がある。国立大学の入学者数が全国の都道府県で№1ということである。
・2017年度の4年制大学入学者数をみると、東京都の学生は愛知県の約2倍となっている(東京都:77,103人、愛知県:38,905人)。
・にもかかわらず、国立大学の入学者数では、愛知県は東京都を上回っていることがわかる。
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