そろそろ本格的な秋ですね。夜長のお供、お酒について調べてみました。

水野堅蔵

各地で災害級の殺人的な暑さが続きました。お盆あたりは少し涼しくなったところもあったようですが、異常な大量発生の台風が南から熱い空気を運んで来るようで、やはり今年も結構な暑さの残暑となっています。
今年は7月の梅雨明けから猛烈に暑すぎたためか、冷たいビールをたくさん飲む機会が多く、そろそろ秋風も吹き出す頃、ビールばかりじゃなく他のお酒もいいなあ・・・というか今回はあまり関西に関係がありませんが、お酒の消費量について調べてみました。

※人口1,000人あたりの酒類販売(消費)数量 単位:kl 平成28年国税庁統計より

国税庁の統計からお酒の種類別、都道府県別のデータを引っ張ってきました。人口1,000人あたりの販売(消費)数量を出してみましたが、やはり人口の多いところは店舗で消費する量などが多いせいか、なかなかはっきりした特徴が出ません。それでもお酒の種類別に見ていくとある程度の傾向は見えてきました。

まずは清酒です。

上位の方では、新潟県が6位となっています。さすが米どころと言った感じでしょうか。酒蔵も日本一多いです。焼酎や泡盛が有名な宮崎県、鹿児島県、沖縄県、消費量少ないです。やはり暑いところは少し甘くてベタッっとした清酒は合わないのでしょうか。

次に焼酎です。

焼酎には、単式蒸留と連続式蒸留方式の二通りの区分があるのですが、こちらは”本格焼酎”や”泡盛”が入ってくる、「単式蒸留焼酎」のカテゴリーで見ています。やはり九州勢が強いです。福岡県、鹿児島県、宮崎県、沖縄も上位に肉薄しています。特に福岡、鹿児島は東京都に肉薄しています。反対に秋田県、山形県といった東北勢が下位に来ています。

次はビールです。

大都市圏を持つ都道府県が上位にきています。酒量の合計数量と同じく、9位の福岡県と10位の静岡県とで落差が出ています。ビールの傾向としては酒類全体の消費量順位とあまり変わらない点です。逆にビールの消費量が他の酒類に比べ抜きん出て多いため、ビールの傾向が全体に影響を与えているということが言えるのでしょうか。それと寒い地域だから消費量が少ないといった傾向もありませんでした。

次にワイン等を含む甘くない果実酒です(ブランデーは除く)。

東京都がダントツです。2位の神奈川県を3倍以上引き離してます。山梨県や長野県はワイン産地のイメージが強いのですが、消費量はそれほどではありません。やはり都会のお店で飲む酒なのでしょうか。

ウイスキーもワインに似たような傾向ですが、大阪府と千葉県が若干ながら健闘しています。大阪はサントリーのお膝元、ということもあるのでしょう。九州、沖縄は下位です。

庶民の味方、発泡酒です。

なんと大阪府が大健闘です。東京に肉薄しています。(ちっとも嬉しくありませんが)大阪の倹約志向の面目躍如といったところでしょうか。九州、沖縄も上位の方に入ってきています。

こうして見てくると、意外と思えることも出てきました。高知県はお酒好きの人が多い(鯨海酔侯・山内容堂や酒豪の島崎和歌子さんのせい?)と思っていたのに消費量はそれほどでもない。暑い地域、寒い地域でお酒の種類や量が変わってくるかと思えばそうでもない。どちらかといえば、飲酒する店の多さや昔からの文化とか食生活というか風土にあったお酒が好まれている。そして酒好き県民、あまり飲まない県民性というのもある程度わかります。大都市圏は別として、やはり九州、沖縄は酒量が多く、中国、四国、北陸はどちらかといえば酒量が少ないという傾向がありました。(特に鳥取県の人は飲みませんねえ)

関西にはあまり関係ないと書きましたが、私の地元兵庫県に清酒の酒蔵が多いので思いついて調べてみました。ちなみに兵庫県は清酒製成数量日本一、2位は京都府です。(平成28年)兵庫県は造るだけでそれほど消費量は多くないこともわかりました。

これからの季節、節度を守って美味しいお酒を楽しみましょう。

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